1. 総合口座とNISAを分けて確認する
「総合口座」は証券取引を始めるための口座です。税金の扱いで区分する「一般口座」とは別の言葉なので、申込画面で混同しないようにしましょう。
- SBIの総合口座がある:新たに総合口座を申し込まず、ログイン後にNISAの申込や金融機関変更の案内を確認します。
- 総合口座がなく、他社のNISAもSBIへ変更したい:変更前の金融機関で必要な廃止通知書を取得し、総合口座とNISA金融機関変更の同時申込の案内へ進みます。総合口座を先に開設し、後から変更する方法もあります。
- 総合口座がなく、NISAは他社で続けたい:SBIでは総合口座のみを申し込みます。NISAまで新規に申し込む必要はありません。
- 総合口座もNISAも持っていない:総合口座の申込時に、SBIでNISAも申し込むか選びます。
過去にNISAを閉鎖した人は、「持っていない」からと新規申込へ進めず、廃止通知書を用いる再開設の案内を確認してください。他社にNISAがあるまま重複して申し込み、仮開設中に買付すると、後からその取引が一般口座扱いになり、利益等に遡って課税される場合があります。
根拠:SBI証券:NISAの始め方・金融機関変更 / 総合口座の開設手順とNISA同時申込の注意点。確認日:2026年10月10日。
NISAは年齢と利用する年も確認。対象は日本国内に住み、利用する年の1月1日時点で18歳以上の人です。金融機関変更は年単位で、変更したい年分のNISA枠ですでに買付している場合、その年分は変更できません。2026年10~12月の変更手続きは2027年分が対象です。制度上の期間と各社の受付期限は別なので、NISA金融機関変更の5社比較も確認してください。
制度の根拠:金融庁:NISAを知る / SBI証券:金融機関変更のタイミング・注意事項。確認日:2026年10月10日。
2. 自分の使い方で比較する
口座を選ぶときは、次の三つを先に書き出すと比較しやすくなります。以下は本記事が整理した確認項目です。
- 何を買いたいか:使いたい商品の取扱いと、NISAで買えるかどうかを確認する
- どう続けたいか:積立、入出金、スマートフォンでの操作など、普段使う方法を確認する
- どの費用を比べるか:購入時だけでなく、保有中や売却時の費用も確認する
例えば投資信託では、取引手数料が0円でも信託報酬がかかり、商品によっては信託財産留保額もあります。電話注文を使いたい人は、インターネット注文と同じ条件だと思わず、利用するコースと注文方法をそろえて比べましょう。
費用の根拠:SBI証券:NISAにおける取引手数料 / ゼロ革命の対象取引・注意事項。確認日:2026年10月10日。
3. 書類は「提出方法」とセットで用意する
用意するのは、マイナンバーを確認できる書類と本人確認書類です。必要な組み合わせは、カードの読み取り、その場での撮影、保存済み画像の提出、郵送などで変わります。
- 対応スマートフォンでカードを読み取る:マイナンバーカードとNFC対応スマートフォンを使う方法があります。
- その場で撮影して提出する:マイナンバーカード、または通知カードと運転免許証の組み合わせが案内されています。
- 保存済み画像や郵送を使う:追加の本人確認書類が必要です。公式の組み合わせ表で、自分の提出方法に必要な種類と点数を確かめます。
「マイナンバーカードがあれば、どの方法でも1枚だけで終わる」とは限りません。申込方法を決めてから書類をそろえると、出し直しを避けやすくなります。
根拠:SBI証券:提出可能な書類の組み合わせ。確認日:2026年10月10日。
提出前に見るのは、期限・住所・画像の状態
書類がSBI証券に届く時点で有効であること、氏名・住所が申込内容と一致すること、氏名・住所・生年月日が読み取れることを確認します。裏面や複数ページが必要な書類もあります。健康保険証は2025年12月2日以降利用できず、Web交付の資格確認書も本人確認書類には使えません。マスキングが必要な箇所は、書類ごとの公式指示に従ってください。
根拠:SBI証券:本人確認書類と注意事項。同FAQも手続きによって必要点数が異なると案内しています。確認日:2026年10月10日。
通常のネット申込と条件が異なる場合
外国籍の方は郵送申込となり、在留カードまたは特別永住者証明書が必要です。有効期限などの条件は専用案内で確認してください。また、日本以外にも税務上の居住地がある方には、SBI証券のCRS案内で個別の問い合わせが案内されています。この記事の一般的なネット申込の流れだけで判断しないでください。
根拠:SBI証券:外国籍の方の申込条件 / 居住地国の届出(CRS)。確認日:2026年10月10日。
4. 「無料」は対象と条件まで読む
国内株式のゼロ革命
ゼロ革命は、対象コースのインターネット取引と、所定の書面の電子交付設定などを条件に、国内株式の売買手数料を無料にする仕組みです。電話注文などは対象外です。電子交付への切替後は原則として郵送へ戻せないと案内されているため、書面の受け取り方も含めて判断しましょう。
開設後は、設定を終えたことだけで判断せず、ログイン後の無料・有料の表示と注文確認画面を確かめます。条件の反映には処理のタイミングがあります。
根拠:SBI証券:ゼロ革命の適用条件・確認方法。確認日:2026年10月10日。
NISAの国内株式は、公式案内の記載差に注意
NISA専用の料金ページは、国内株式を成長投資枠の全コースで取引手数料0円と案内しています。一方、NISAの取引注意事項は、国内株式の手数料をゼロ革命の適用有無で分けて説明しています。S株についてもコース・電話注文の例外があります。
この記載差は、2026年10月10日の確認でも解消できていません。本記事ではNISA国内株式を無条件で無料とは断定しません。利用予定のコース、商品、注文方法を伝え、適用条件をSBI証券で確認してください。
NISAの費用を、課税口座向けの説明だけで判断するのも避けましょう。投資信託の信託報酬など、売買手数料とは別にかかる費用も商品ごとに確認します。
記載差の確認先:SBI証券:NISAにおける取引手数料 / NISA取引のご注意事項「手数料の取扱いについて」。確認日:2026年10月10日。
5. 申込後は、審査と初期設定まで見通す
基本の流れは、申込、書類提出、審査後の案内受取、初期設定です。申込を送信した時点で、すべての手続きが終わるわけではありません。
- 申込内容を決める。総合口座、NISAの有無、申込方法を確認する
- 本人確認書類を提出する。選んだ方法の案内に従い、不備があれば対応する
- 審査後の案内を受け取る。メールまたは郵送で届く案内を確認する
- 初期設定をする。連絡先、職業、勤務先(該当する場合)、出金先の金融機関口座などを登録する
書類の不備や申込方法で日数は変わるため、取引を始められる日を決めつけずに準備しましょう。他社NISAからの変更は、総合口座の開設とは別に審査・手続きがあります。公式ページにはWeb対応と郵送の案内が併存しているため、同時申込でも全員がWebだけで完結するとは限りません。
根拠:SBI証券:口座開設の4ステップ / 初期設定の登録内容 / NISA金融機関変更の流れ。確認日:2026年10月10日。
申込前の最終チェック
- SBI総合口座の有無と、NISAを使う金融機関を確認した
- 自分の提出方法に合う書類と有効期限を確認した
- 使う商品・コース・注文方法ごとの費用を確認した
- 初期設定までに必要な情報と、最新の規約・契約締結前交付書面を確認する準備ができた
不明な点が残るなら、申し込む前に公式案内で確かめましょう。株式や投資信託には値下がりによる損失のおそれがあり、NISAも利益や元本を保証する制度ではありません。この記事は手続きと比較のための一般情報で、特定商品の購入を勧めるものではありません。
リスク・確認書面の根拠:SBI証券:NISAの注意事項・リスク及び手数料。公式情報確認日:2026年10月10日(日本時間)。チェック項目は本記事の整理です。